アスンシオン日本人会

パラグアイ、アスンシオン市にある日本人会の活動

日本人会主催の活動

茂木外務大臣からパラグアイ日系社会へのメッセージ(2021年 1月 8日)

(パラグアイ日本人会連合会)

パラグアイ日系社会の皆様、明けましておめでとうございます。

2021年の幕開けに、日系人を始めとする両国国民が紡いた伝統的な絆や深化・拡大を続ける経済関係により、南米有数の親日国と言われるパラグアイを訪問することができ、非常に嬉しく思います。

今回の訪問は、国際会議への参加以外では、日本の外務大臣として初のパラグアイ訪問です。100年以上の外交関係を有する伝統的友好国であるパラグアイと、次の100年に向け、一層の関係強化に向けた新たなページを開きたい、そして「包容力と力強さを兼ね備えた外交」をパラグアイで自ら推進したいと考え、今回の訪問を決めました。

日本・パラグアイ間の伝統的友好関係は、日系社会の皆様に支えられて深化してきました。1936年にパラグアイの「ラ・コルメナ」に日本人が移住されてから、今年で85年になります。85年の間、パラグアイ日系社会の皆様は、様々な艱難辛苦を乗り越え、パラグアイの経済・社会発展に大きく寄与されてきました。

例えば大豆栽培においては、日系人の皆様が、大豆の「不耕起栽培」をパラグアイに導入し、今や世界第四位の輸出量を誇る主要輸出産品にまで育て上げました。農産業の他にも、自動車販売、金融業等の商業分野、政府、医学界、さらには宇宙工学のような先端科学分野でも日系人の方々が活躍されていると伺っています。

パラグアイ社会にしっかりと根を張り、その発展に貢献、大きな尊敬を集めている日系人の皆様方は、我々の誇りです。これまでの御苦労と御活躍に敬意を表するとともに、二国間の友好協力関係の土台を築いてくださっていることに感謝申し上げます。

パラグアイ日系社会は日本においても特別な存在です。本年は東日本大震災から10周年となりますが、震災当時、皆様から被災地に義援金と大豆100トンを頂きました。頂いた豆腐一丁毎に記された「心は一つ」というメッセージに被災者の方は大いに勇気づけられ、多数の感謝が寄せられました。日本国民を代表して、改めて感謝申し上げます。

本年開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会は東日本大震災からの復興を発信するという側面も有しております。日系人の皆様から支援を頂いた被災地の復興を是非御覧いただきたいと思います。

パラグアイの日系社会は、高い団結力をもって,大使館、JICA、商工会議所と協力しながら、現地社会に貢献しておられると承知しています。また、先人達が築かれた日本・パラグアイ間の絆が、「日系女性の会」や「セントロ・ニッケイ」など若い世代にも大切に受け継がれていることに大いに励まされます。

日本政府としても、このような皆様の活動を支援できるよう、また、皆様が日本のことを誇りに思っていただけるよう、引き続き全力を尽くす考えです。今般、日本政府は、コロナ禍により日系人の皆様を含め多くのパラグアイ人が困難に直面している現状を受け、パラグアイの医療体制強化のため3億円の支援を実施したほか、世界各国の日系人団体の事業やパラグアイを含む中南米諸国の日系人団体が運営する医療福祉施設等を支援していくことを決定しました。これらの支援が皆様方の活動の一助となれば幸いです。

日本政府として、引き続き日系人の皆様方との連携及び協力を強化していく考えです。

皆様の今年一年の御多幸と御健勝をお祈り申し上げます。

日本国外務大臣 茂木 敏充

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